"backpack"
(バァックパック)
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「リュック」
こんばんは。そろそろ近畿地方も梅雨明け、と思ったら今ニュースでまた雨の予報が出ているようです。なかなか長いですね。みなさんも気を付けて過ごしましょう。
さて、今週は日用品を一つ。今回は「backpack」、「リュック」です。またカタカナなのに英語でいまいち伝わらない単語です。
一般的にアメリカ英語ではいわゆるリュックのことを「backpack」といいます。部分的に見ていくと、「back」は背中、「pack」はカバンや収納袋などを指します。背中に背負う、体に固定するためのストラップが二つ(両肩用)または三つ(両肩と腰用)あるものが広く含まれるそうです。
しかしアメリカ英語でも「リュック」という言葉がないわけではありません。「リュックサック」(rucksack)は(諸説ありますが)基本的には大型の頑丈な「backpack」を指すようです。言葉の語源としてはドイツ語の単語をもとにしているようなのですが、アメリカ国内では主に軍隊で使用されている言葉、という認識です。ちなみに様々な軍隊で行われる「行軍訓練」(重い装備を持ったまま長距離を徒歩で進む訓練です)は英語では「リュック」が語源の「rucking」と呼ばれています。一部では軍隊とは関係なく、一般のトレーニングの一つとしても行われているようです。
このようにアメリカでは言葉の背景を考慮するとだいぶミリタリーテイストの強いカバン、というイメージがあります。なので、「仕事用にリュックを買いました」(I bought a rucksack for work)、と英語で言っても理解されないか、現実とはかけ離れたイメージを持たれてしまうかもしれません。
上記のことをふまえて、英語ではぜひ汎用性の高い「backpack」を使ってみてください!
それではまた次回!
「今週のプチ英語」は毎週火曜日更新予定です。