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"hyper"(ハイパァ―)




"hyper"

(ハイパァ―)

「非常に活発な、過度に元気な」

​​


Good evening everyone!この時期になると毎年思うことなのですが・・・、そろそろ夏の訪れが恐ろしくなってまいりました。油断するとすぐにきますよね・・・。


さて、今週の単語は「hyper」、意味は「非常に活発な、過度に元気な」です。日本語の「ハイパー」とちょっと使い方違うような・・・、違わないような・・・。ちなみに、日本語の「ハイパー」の意味も厳密には間違っておらず・・・。とりあえず、説明に入りましょう。

今回の「hyper」は形容詞として使うと最初に書いたように「非常に活発な、

過度に元気な」という意味になります。ここでのポイントは「非常に・過度に」というところで、日本語で「すごい・とても」と表しても間違ってはいないと思います。ただし、ニュアンス的にはネガティブな意味合いが強いです。一般的な使い方としては「興奮状態」という意味で使われることが多いです。


例えば、

"The boy was too hyper to fall asleep."

(あの男の子は眠りにつくにはあまりにも興奮していた。)

のような文章で使います。

なので、日本語のゲームや漫画などでみられるような「ハイパー○○○」という使い方を英語ですると、いまいち意味が通じません。日本語では「すごさを強調する」ために使われますが、英語だと「過度な興奮状態」を表すために使うからです。

しかし、こちらも冒頭で書いたように、日本語での「ハイパー」も厳密には間違っておらず・・・。というのが、日本語の「ハイパー」はおそらく「prefix」(接頭辞)(単語の前方部分につく言葉の一部。漢字でいうところの部首みたいなものです。)としての「hyper-」からきているとおもわれます。こちらの「hyper-」は意味としては「とても・すごく・super-の上位」というものなので、日本語の使い方とピッタリ一致します。

例としては「hypersonic」(ハイパーソニック)という言葉があります。意味は「極超音速の」というもので、「supersonic」(超音速の)よりも早い速度という単語です。まさしく日本語における「ハイパー」の使い方です。

では、なぜ英語で同じ使い方ができないかというと・・・おそらく日本語ではこの「prefix」と「形容詞」の違いがあいまいだからだと思います。日本語ではこの「prefix」と「形容詞」、どちらの場合でも名詞等の単語の前に「ハイパー」と書き、そこの違いはないと思います。しかし英語だと、「prefix」の場合は「hyper」がそのあとに続く言葉とスペースを入れずに繋がっています(例:hypersonic, hyperspace)。つまり、一つの単語として認識されています。形容詞の場合は単語の間にスペースが含まれます(例:hyper cat)。


このように、英語と日本語の「ハイパー」の使い方の違いはそれぞれの文章の書き方から生まれた誤解なのかもしれません。

正直、あまり頻繁に使う単語ではないと思いますが、会話が盛り上がったときについ使ってしまうかもしれない単語です。(私は使って、間違えました。)会話が盛り上がっているときの意思疎通の不一致は避けたいですよね!ぜひ、頭の片隅にでも置いてみてください。冗談で言ったときの、周りから送られる「・・・え?」という困惑した表情・・・。いたたまれません。皆さんは同じ失敗をしないよう、願っております。

それではまた次回!See you next time!

「今週のプチ英語」は毎週火曜日更新予定です。

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