"staircase wit"
(ステァケェース・ウィット)
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「タイミングを逃した返し」
Good morning everyone! さてまる一か月更新を滞ってしまいました。
更新しなかった理由は・・・とくにはないのですが、強いていえば暑かったから・・・
ということで。
さて今回は長い休みの分を取り戻すために、ちょっと解説が必要な言葉、
「staircase wit」。意味は「タイミングを逃した返し」です。
はい、なんのことかわかりませんね。
今回の言葉は元々はフランス語の言葉、「esprit de l'escalier」を直訳したものです。
日本語へ直訳するとなら「階段のウィット」というところでしょうか。最初の「staircase」は階段、特に少し長めの、折り返しがあったり、螺旋状になっている階段を指します。
後半の「wit」は「ユーモアのある素早い返答やコメント」のことです。
上記の意味を組み合わせて、「階段を降りた(昇った)ところで出たユーモアのある返し」となります。これはつまり、みなさんも一度は経験したことがあるであろう
「会話が終わったあとで思いついたおもしろい返し・返答・コメント等」、
またはその状況を意味する言葉なのです。会話が進んでしまったときに感じる
「あっ、さっきコレを言えばウケたのに!」や、
「あー、なんであの時思いつかなかったんだろう」を言語化したものになります。
この言葉自体をどれだけ会話で使うかは微妙ですが、人によっては今まで言葉がなかった
現象に名称がついたことでしっくりくるかもしれません。偏見もありますが、
関西在住としてはそれなりの頻度で体験する言葉です。このなっとくする感じは
「青木マリ現象」や、「シミュラクラ現象」に似た感じかもしれません。
上の言葉を知らない方は是非調べてみてください。
「あー、アレって名前があるんだ」と思うことだと思います。
ちなみに、「staircase wit」を辞書で調べたら補足に「rare(希少)」と書いてありました。英語圏でも、文章・口頭両方であまり使われない言葉、と書いてありました。
知っておくとちょっとした豆知識になると思うので、是非覚えてみてください!
それではまた次回!See you next time!
「今週のプチ英語」は毎週火曜日更新予定です。
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