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"Oxford comma"(アァックスフォード・カァマ)




"Oxford comma"

(アァックスフォード・カァマ)

「(,)に関する文法ルール」

Good afternoon everyone! 早く梅雨明けにならないかと、首を長くして待っています。日本で暮らし始めてしばらく経ちますが、いまだに梅雨明けの時期がわかりません。

さて、今回は少し趣向を変えましてちょっとした文法の話です。今回のトピックは「Oxford comma」です。

まず、「comma」は英語を書いているときに出てくる「,」という句読点を指します。日本語ではなんというのかは・・・いまいちわかりません。「カンマ」は聞いたことがあるのですが、どうでしょう。

さて、今回の「Oxford comma」(または、「serial comma」)は上記の「,」(カンマ)をいくつかのものをリストアップするために使ったときのルールです。つまり、

"I had a party with my roommates, Jake, and Mark."

(私は私のルームメイトたち、ジェイク、マークとパーティをした。)

のような文章で使用しているカンマのことを指します。正確には、この中で「Oxford comma」と呼ばれているものは二つ目のカンマ(Jakeの後についているカンマ)です。さらに補足すると、「リストの中で最後から二番目のもの(最後のものの前に入る「and」の直前のもの)のあとにつけるカンマ」です。「リストの中で最後のandの前につくカンマ」という認識でも大丈夫です。

たかが句読点一つ。しかし英語圏の文筆業の中ではなかなかに白熱する議論のようです。

この「Oxford comma」がなぜ重要なのかというと、文章によっては解釈に相違がでてしまうためです。上に書いた文章を例に出すと、

"I had a party with my roommates, Jake, and Mark."

(私は私のルームメイトたち、ジェイク、マークとパーティをした。)

という解釈しかできません。つまり「私」がパーティをした相手には不特定人数の「ルームメイトたち」、「ジェイクという人物」、「マークという人物」となります。

ここで「Oxford comma」なしの文章にすると、

"I had a party with my roommates, Jake and Mark."

となります。この文章の解釈としては、上記の和訳以外にも、

(私は私のルームメイトたち、ジェイクとマーク、とパーティをした。)

という捉え方もできるのです。つまりこの場合は「ルームメイトたち」=「ジェイクとマーク」となります。

さて、なぜこのように細かい文法ポイントに名前がついているかというと・・・厳密には文法「ルール」というよりは「スタイル」に分類されるポイントだからです。つまり、書く媒体によって使用するか否かは分かれるものなのです。

賛成している側の主張は「Oxford commaを使うことによって混乱を回避できる」という点です。対して、反対している側の主張は「そもそもカンマ一つで混乱するような文章は修正するべきである」というところです。両側とも納得できますね。カンマを一つつけるだけで筆者の意図が正しく伝わるなら使うべきだと思う反面、そもそも混乱するような文章はわかりやすく書き直すべき、というのも一理あります。ちなみに英語圏の教育機関内でも教え方が一定していないようで、教師ごとに違っていたりするそうです。

さて、今回は少し長くなってしまいましたが、ここまでです。みなさんは学校ではどちらのカンマのつけ方を学んだでしょうか?私はすでに記憶にありませんが、個人的には「Oxford comma」派です。ややこしさが回避できるに越したことはないかな?と思いまして。

今度英語でカンマをつけるときに、「どちらのやり方がしっくりくるだろう?」と思い出してみてください。そのカンマの裏では文筆業の論争がありますよ。

それではまた次回!See you next time!

「今週のプチ英語」は毎週火曜日更新予定です。

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